VRChat 日本wiki - 【必読】VRChatでアバターを利用する際の注意事項

【VRchat公式規約】

VRChat EULA の 9.User Content がアバターに関する規約になります。
1.アップロードしたアバター等のユーザコンテンツについては、ユーザーが全責任を負う事。
2.ユーザコンテンツをVRChatに投稿した時点で、投稿者はそれの所有者であるか、または正式なライセンス(許可)を所持していることを認める(責任を持つ)ことになる。
3.第三者の著作権を侵害・不正利用するようなコンテンツは禁止。

※おおまかにまとめると上記のようになりますが、原文に目を通すようにしてください。

公式ガイドラインもあわせて確認しましょう。

【VRChatでアバターを利用する際の注意事項(概要)】

{VRChat日本コミュニティの3Dモデル(MMDモデル)利用に関する声明}
※以下、VRChat 又は VRCHAT は VRChat と表記します※
※本注意事項はVRChat内で3Dモデル(MMDモデル)をアバターとして使用する場合、日本VRChatコミュニティが提案する推奨ガイドラインであり、VRChat公式の発表と相違した場合VRChat公式のガイドラインが優先されます。※

本注意事項は日本VRChatコミュニティ(DiscodeのVRchatJP)の多くのユーザに支持されており、3Dモデル・MMDモデル(アバターの利用者が3Dモデルの著作者でない3Dデータ)を利用するすべての利用者が従うべきものと考えられている注意事項です。
ただし「全VRChatプレイヤーの総意」や「VRChat運営団体の規約」ではありません。
VRChatのアバターとして他人の著作物を利用する場合は、下記の注意事項を全項目守ってください。
本注意事項は「VRChat内における著作物利用の指標となる事で、クリーンな文化発展を促す」事を目的とし作成されました。

禁止事項1.
商業作品、同人作品を問わず、ゲーム作品等からデータの一部を無許可で取り出してVRChatで利用するのは禁止。

禁止事項2.
VRChat内で使用する目的での「MMD4Mecanim」の利用は禁止。
(2017/06/02にてプラグイン制作者様より指摘を頂きました。)

注意事項1.
「MMDモデル」の場合、多くがMMDの二次創作(最終的な出力が動画や静止画になる作品)を想定している暗黙のルールがある為、
モデルの利用規約に「VRChatやゲーム内アバターとしての使用を明示的に許可している場合等」を除き、モデル制作者様に確認をとってください。
※モデルの利用規約に関する解釈や確認基準は究極的にモデル制作者様毎に異なります。「明示的な共通のルール」は「原則としてVRChatで使用不可です」。
 個々の裁量と責任となります。後々トラブルが発生しないような方法を考えて利用しましょう。

注意事項2.
「3Dモデル(MMDモデル等)をVRChatで使用する許可」とは、以下の内容を許可してもらう事になります。
許可を取る際にはVRChatの仕様説明をしっかりと行った上で許可を取ってください。
・VRChatでの利用を目的とした、VRChatサーバーへのモデルデータのアップロード許可。
・VRChatでの利用を目的とした、ファイル形式の変換、ポリゴン制限回避の為の原形を損なわないポリゴン編集、VRChatへ組み込みの際に生ずるボーン変更と修正。

注意事項3.
3Dモデル(MMDモデル等)が二次著作物(版権キャラクター等)である場合、版権元の原著作者のガイドラインに違反していない事。

※本注意事項は変更・追記となる可能性があります。

【VRChatでアバターを利用する際の注意事項(各項目の詳細内容)】

禁止事項1.
日本の法律に抵触する可能性が非常に高いです。

禁止事項2.
この件はVRChat運営に報告済みです。
指摘を受ける以前に「MMD4Mecanim」の規約はVRChatで利用できる規約ではありません。
今後「MMD4Mecanim」がVRChatでの利用目的で使用されるようであればプラグイン停止の処置を受ける可能性があります。
「MMD4Mecanim」は非常に多くの方が利用されてる優れたプラグインであり、
VRChatが原因で停止処分となった場合、VRChatコミュニティの名誉に関わる問題となります。
リスクが非常に大きいので「MMD4Mecanim」の利用は行わないでください。

注意事項1.
MMDモデルの利用規約は非常にセンシティブな問題であり、モデル利用の範囲はモデルの制作者様により異なります。
また、VRChatは2017年に出はじめたばかりのものであり、利用規約の内容はVRChatのようなアバター利用を想定してない可能性があります。
多くの場合が「MMDの慣例的な二次創作(モデルを利用して作成された動画/静止画をネットに投稿する範囲)」を想定して配布しており、
ゲームキャラとしてUnityへ組み込む行為やネットワーク上での利用は問題の火種となる場合が多いです。
さらに、類似ソフトのMikuMikuOnlineでも「使用できるモデルは許可の取れている物」となっており、VRChatにおいても同様の判断基準を持つべきです。
しかし、本規約は強制する効力はありません。モデル利用者各個人の責任と裁量でモデラー様に配慮した行動をとってください。

注意事項2.
VRChatで利用する為には、UnityからVRChatのサーバーにモデルデータをアップロードする必要があります。
あくまでユーザーデータとしてのアップロードなので、モデルデータにアクセスできるのはアップロードしたユーザー本人とVRChatの管理団体です。
(VRchat内で"アバターを表示する為に"一時的にアバターのデータが不特定多数のPCに読み込まれます)

次に、VRChatではUnityに準拠した物理演算でモデルのポリゴンが変形するため、MMDのモデリングソフトの状態とは異なる見え方となり、モデル制作者様の意図しない見栄えとなる可能性があります。
また、360度どこからでも見ることができるVRの特性上、女性モデルの下着が意図せず見えてしまうなど想定外の表現が自然発生するおそれがあります。

利用させて頂く3Dモデルはモデラー様が時間をかけて苦労して制作したものです。
利用する側が「多少の変更」と感じても、モデラー様の目線には大問題として映る可能性はあると思って行動しましょう。

注意事項3.
モデラー様の利用規約で許可されている場合でも、二次創作モデルの場合は原著作者様の許可も必要です。(著作権の複製権 辺りに該当)
しかし、現実的に許可のとれないものや、二次創作に関するガイドラインを提示していない権利元もあると思います。
そういった場合、利用は辞めましょう。
※ここから先は各個人の裁量と責任の問題になります。問題が発生した場合、モデルを利用した各個人が責任を負う事になります。

変更・追記履歴
(2017/06/02 作成)
(2017/06/03 (VRchat内で"アバターを表示する為に"一時的にアバターのデータが不特定多数のPCに読み込まれます)を追記)